ISO/TC 232
(一社)人材育成と教育サービス協議会(JAMOTE)は、ISO/TC 232に関する国内審議委員会の運営等の国内業務を行っています。ISO/TC 232は、国際標準化機構(ISO)において、教育及び学習サービス分野の国際規格を開発する専門委員会です。
ISO/TC 232の概要
名称
ISO/TC 232「教育及び学習サービス」
(原文:Education and learning services)
業務範囲
- 以下に焦点を当てた、教育及び学習サービス分野の標準化を行うが、これらに限定しない。
- サービス
- マネジメントシステム
- ファシリテーター
- アセスメント
- 用語
- 倫理規定
- 利害関係者及び特別なニーズを有する学習者の便益を考慮し、市場のニーズ、最先端の技術及びフィードバックに基づいて活動を行う。
- ISO/TC 232の作業に直接代表者を派遣していない地域に関して、ISOの国際市場性方針を考慮する。
発行済みの規格
ISO/TC 232において発行された規格は以下の通りです。
(詳細はISO /TC 232による規格(ISO HP)をご覧ください。)
- ISO 29990:2010「非公式教育・訓練における学習サービス-サービス事業者向け基本的要求事項」
- ISO 29991:2020「語学学習サービス - 要求事項」
- ISO 29992:2018「学習サービスの成果に対するアセスメント-手引き」
- ISO 29993:2017「公式教育外の学習サービス - サービス要求事項」
- ISO 29994:2021「教育及びサービス-用語」
- ISO 29995:2021「教育及び学習サービス-遠隔学習に関する要求事項」
- ISO 21001:2018「教育機関 - 教育機関のためのマネジメントシステム - 要求事項及び利用の手引き」
ISO/TC232参加国
- Pメンバー(計28カ国):
- アルゼンチン、オーストリア、ブラジル、ブルガリア、カナダ、中国、コートジボワール、エジプト、フランス、ドイツ、インド、アイルランド、イタリア、日本、カザフスタン、ケニヤ、韓国、レバノン、ルクセンブルグ、マルタ、メキシコ、ペルー、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、スロベニア、英国、米国
- Oメンバー(計27カ国):
- オーストラリア、ベルギー、キプロス、チェコ、エチオピア、フィンランド、香港、ハンガリー、インドネシア、イラン、モンゴル、モロッコ、オランダ、パキスタン、パナマ、ポーランド、サウジアラビア、スロベニア、南アフリカ、スペイン、スリランカ、スウェーデン、スイス、トルコ、ウクライナ、ウルグアイ、ウズベキスタン
- 2022年6月時点
- Pメンバー(participating member)は、会議に参加し、TCに付議される全ての問題、調査文書、及び国際規格の最終文書に対する投票義務を持つ。
- Oメンバー(observing member)は、会議に参加し、文書の配布を受ける権利を持つ。